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2006年 03月 24日
菜の花を床の間に生け、400年以上も前の時代を生きた利休さんをしのびます。
千利休さんが亡くなったのは1591年2月28日。 でも、京都の三千家では追善の利休忌を三月の末に行うのが習わしで、表千家では3月27日に催されるのだそうです。 先週土曜日は、一足先にお茶の教室でも利休忌がありました。 歴史に名を残すというけれど。。。 その後400年以上に渡り、こうして多くの人に追善の法要をしてもらう人はあまりいらっしゃらないわよねぇ、と生徒さんのひとりがお話していました。ほんとにねぇ。 床の間にお茶をお供えして、みんなでお薄をご相伴します。 そのときいただいたお菓子が、神保町にある「ささま」の御干菓子。 見た目に愛らしいだけでなく、とっても美味しい♪ 配送などはもちろん、大寄せ茶会などにお菓子を出すこともないそうなので、一度は行ってみたいお店のひとつです。話によると、昔ながらの店構えもとても素敵だとか。 その後は、お楽しみの廻り花と茶カフキ。 ふだんは、匂いのあるもの、トゲのあるお花などは生けないことになっていますが、廻り花のときはそんな決まりもなし。 三重切りの竹の花入れに、みんなで順番にお花をいけ、三つとも入ると、お花をどれか抜いて、また入れる。 みんなで作る花の共演は華やかでとっても楽しいものです。 でも、他のお花との調和を考えながらいけるのってなかなかむずかしいですねぇ・・・・。 茶カフキでは、みんなでお茶のあてっこ。 味だけでなく、香りや色も判断材料にして、それぞれに予想します。 その予想は執筆といわれる書記役の人により一枚の紙に書き記され、晴れて全部正解の場合には、この料紙を手にすることになるのです。 この紙を沢山持ってる人は、舌がこえているというわけですから、ちょっとした名誉なわけですね~。 私も頑張って当てるぞぉ~とやる気満々でしたが、この日はお茶を点てる役になりました。がっくり。 点てるお茶は全部で5腕。 濃茶は、じっくりと力を入れて練るので、5腕となると意外と大変です。 しかも、濃さが違えばお茶の味も変わってくるので、できるだけ均等になるよう気をつけながら。 点て終わった頃は、足がジンジンしてきました。イタイぃ・・。 でも、皆さんから美味しいと言っていただけたのでなによりです。 こちらは、利休忌にちなんで先生が出してくださった出袱紗。 利休400年忌の記念に、三千家揃っての好みとして作られたそうです。 青海波、つぼつぼ、利休梅の意匠がはいった夕湖さんのものです。 色合いも素敵ですよね~。
by natsume_natsume
| 2006-03-24 01:54
| お茶やお着物のこと
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